外海を望んで眠る

先週の半ば、仕事を2日間休んで、横浜・みなとみらいに1泊2日で滞在してきた。

ここ1年間、感染予防のために行動範囲を家・市内・職場だけに絞っていたが、ちょっともうメンタル的に限界だった。
リフレッシュのために近場に泊まる、というのは前々から一度やってみたかったし、一都三県から外に出るのがはばかられる状況で、いまできる最大限のレジャーはこれだと思ったのだった。

いつも通りに、人との距離を取り、手の清潔を保ち、必要以上の会話はしなかった。

結果的に、本当にすばらしい休暇になった。
やってよかった! と、今のところは感じている(これが元で感染したら感想は変わるかもしれない……)

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宿泊先はアパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉。32階のみなとみらい側のシングルルーム。ベッド脇のカーテンを開けると、絵に描いたようなTHE・ヨコハマの景色が広がっていて感動的だった。二重窓の外側のガラスの汚れはご愛敬。

アパホテルの窓から見えるみなとみらいの眺望:昼

(ボーダー柄の映り込みも見えないことにしてほしい)

こんな部屋では、ただ眠るだけでもリッチな行為のように思えた。
夜中に目が覚めたついでに、iPhoneをガラス窓に立てかけて夜明けのタイムラプス撮影もした。

アパホテルの窓から見えるみなとみらいの眺望:夜

21時ごろ。カメラを縦に構えてパノラマ撮影。

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初日は山下ふ頭の動くガンダムを見に行った。2日目は映画館(横浜ブルク13)まで歩いて『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を観た。シンエヴァは作品自体にとても満足したし、朝起きた場所から徒歩で映画を観に行く、というのがなおさら贅沢で良かった。

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横浜の動くガンダムの写真

ガンダム大地に立つ。

横浜ブルク13に設置された、エヴァンゲリオン初号機の写真

エヴァ初号機いた

平日のみなとみらいは、人混みが少なくて過ごしやすかった。まるで初めて来た観光客みたいに平凡な写真を撮った。食べたいものを好きなときに買って食べた。前々から気になっていたスイーツをお土産に買った。

横浜ハンマーヘッドの写真

港の浮き輪の写真

関係者以外立ち入り禁止の写真

横浜ハンマーヘッドにて

パイとウメッシュの写真

あふれでる独身生活感

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ここまで書いてきたことは、人によっては取るに足らない、ごく些細な幸せなのかもしれない。ただ、私にとっては至福の時間だった。それくらい、今まで我慢を重ねてきたのだと思う。
特に、撮影欲が満たされることと、一人行動の自由さが気持ち良かった。

近いうちにまた一人で、今度は日帰りで遊びに行く。横浜にも、ほかの場所にも。
感染防止の配慮を止めるつもりはないけど、極力出かけない生活スタイルは変えてみてもいいんじゃないか? 人と会って話さなくても楽しめるような私にとっては、外の世界にも充分に安全で楽しい場所があるじゃないか? 今はそんなふうに思っている。