ほろよい日記

個人的に、毎回しっかり書かれているブログは得意ではない。読むハードルが上がってしまう。そして未読の記事がどんどん積み重なり、購読を止めてしまう。

このブログはそんな風に、誰かの重荷にはしたくない。TwitterのTLと同じようにざっと流し読みしてもらって、たった一行でも何かが伝わったらそれで十分じゃないか。

というわけで今夜はライチのお酒を飲みながら執筆しています。しっかり書けるわけがねえ。

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GWに入ったとたんに暑くなったので、リビングのこたつを片付けた。ついでに扇風機も出してしまおうかとも考えたが、さすがにまだいらない。
洗濯槽カビキラーで洗濯機を清掃したので、明日はきれいになった洗濯槽でタオルケットを洗う。夜はまだ少し冷えるので、どちらかと言えばお昼寝用だ。

羽毛布団とタオルケットの中間の布団を持ってなくて、それでも毎年なんとなくやり過ごして来た。今年はいいかげん、薄手の布団を買ってみようかなと思っている。中止になったライブツアーのグッズを(支援の意味も込めて)買うのも結構だが、その余裕があるならまず布団買えばいいじゃん、と思った。
おふとんは毎晩のように肌を触れ合わせるパートナーなのだから(形容が気持ち悪いが)、お金をかける意義は十分にあるはずだ。

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余裕ができたら買いたかったファブリックや家具はほかにもいくつかあるから、今年はヲタ活の代わりに家具への課金で満足を得ていくのもアリだなと思う。

組み立てを頼むと作業の人を家に上げることになるから、その点は悩ましいが……。

在宅生活は忙しい

芸能人はいま仕事が大幅に減っているようで、テレビやラジオにリモート出演(もしくは、他の出演者と不自然に距離を置いた状態で登場)して「家で何してる?」という話題になると、だいたい「ゲームやってる」みたいな話になる。それもけっこうな確率で『あつ森』をやっている。ナカーマ(AA略)。

SNSを見ても「#おうち時間」タグが流行るなど、一般の人でも、普段とは違う余暇の過ごし方をしている人が多い印象がある。
だからなんとなく、「みんなが暇を持て余している」というイメージを植え付けられてしまってはいないだろうか。

だが、冷静に考えてみよう。
家にこもっていようが、芸能人とは違って、我々一般人は普通に忙しいのだ。忙しくないですか?

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私の場合はもともとPCだけを使う仕事なので、テレワーク化しても95%は平常運転。往復2時間の通勤時間がないのは最高に楽で良いが、かと言って、暇には決してなっていない。
仕事が終わってすぐ夕食を作る日もあるし、『あつ森』の中での用事も多いし(金策とか島づくりとか)、時々は『リングフィットアドベンチャー』で汗を流す。推しのアイドルはライブができない代わりにLINE LIVEYouTubeでの配信を頻繁にやるようになったが、全部はとても追いきれない。

休日は休日で、平日4〜5日分の献立を考え、食料品の買い出しに行き、料理や掃除をする。#おうち時間のムーブメントには乗りたくて、料理の写真を撮ってアップする。先月はスマホの機種と契約を2人分変更したから移行に時間がかかった、今月は自動車保険も見直さなくては……。

テレワークに対しては「サボるのではないか」と「働き過ぎに注意」という正反対の意見を見かけたが、たぶん私は後者に当てはまるタイプなんだと思う。そもそも今って、PCやスマホの中だけでもやれることが無限にあるしね。

でも、こんな非常事態の下では、ただ生きてるだけでもメンタルに負荷がかかっているに違いない。行動や娯楽の選択肢が大幅に制限されて、テレビは過去のVTRばかりで、Twitterも頻繁に荒れるから居心地が良くない、そんな状況なのだから。

やりたいことはいろいろあれども、ほどほどのペースは保っていこう。
忘れそうになるけど、一応いま大型連休なんで、心を休めておかないと後々きつくなるんだよね……。

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花の装飾品を写したスマホ壁紙

母の持ち物を借りて撮ったスマホ壁紙。
手前のボタニカリウムは去年の母の日に贈ったもの。今年は何を贈ろうか。

コロナ後の世界(1)

私の観測範囲に限って言えば、「世の中のあり方が変わって新しい時代に入った、たとえコロナ禍が収束しても元通りに戻るわけではない」という意見をときどき目にする。私もそう思う。

では、コロナ後(ポストコロナ・アフターコロナ)の世の中は具体的にどう変わってゆくのだろう。

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まずはもっとも楽観的なケースを想像してみたい。新型コロナウイルス(COVID-19、SARS-CoV-2)に対する画期的な予防法と治療法が意外と早く見つかり、もはや脅威ではなくなりました。やっぴー。

営業や活動を(「自粛要請」という狡いワードによって実質的に)制限されていた業種はほぼ元通りに。特に観光業は、ステイホームのフラストレーションからの開放感と政府の景気対策が相まって大賑わい。存続が危ぶまれていた、飲食や芸能の業界もギリギリ危機を脱した。

デスクワーカーは(経営層も含めて)リモートワークの利点や魅力を知ったので、働き方は以前よりも柔軟になり、引き続き家で働く人が増えた。自分に合った働き方を選べる人が増えたので、自殺者は少なくなった。遅れていると散々言われてきた日本の企業や行政のシステムは、皮肉にもコロナ禍によって進歩を迎えたことになる。

あの頃はどうなることかと思ったけど、世の中は良い方向に変わったなあ。

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悲観的な想像のほうは、究極に最悪なパターンを書くと「人類滅亡」とか「世界崩壊」とか、最短4文字で終わってしまうので、まあまあ現実的にあり得そうな感じにしておこう。
期待していたような新薬はなかなか実現せず、悪い状況は数年、あるいは数十年単位で長引き、それが当たり前の日常になります。ええー。まじかよ。

手洗いや在宅など予防のための生活習慣が身についた人が増えたので、爆発的な感染拡大の可能性は少なくなった。とはいえ、100%完全な予防はできない。たとえて言えば交通事故のような、入院や急死や後遺症といったことが、我が身に降りかかる危険性が世の中にひとつ増えた。そんな状態が長く続いている。多くの人がそれに慣れ、受け入れ始めている。

医療の現場では、疲弊して退職する人が増え、もうずっと綱渡りの状態。もし、この状態でさらに新しい感染症が流行したらいよいよ破滅かもしれない。不織布マスクや消毒薬は欲しい人にそこそこ行き渡るようにはなったものの、世界的な需要増に変わりはないので、値段は高止まり。低所得の世帯で感染が広まることを危ぶんだ行政は、マスクとアルコール消毒の商品券を配っている。

一方で、補償金も新たな打開策も不十分で、壊滅する業界がいくつも出てきた。血こそ流れていないが、実質的には焼け野原がそこかしこに広がっている。まるで戦争のように、数多くの文化的資産が失われつつある。
かわりに産業として育ったのは、eスポーツVRライブ、それに遠隔レッスンくらい。新しい文化も産まれつつあるが、まだまだ手探り状態の小さな存在。今後、大勢の人生を豊かにするようなものに育つとしても、当分先のことだろう。

平和な時代に生まれてきたと思っていたけど、そうでもなかった。
世の中はすっかり変わってしまったなあ。

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現実がこの先どこへ向かうかはもちろん不透明だが、新しい時代の想像を時々アップデートしながら、自分の生き方を考えていきたい。
次はどんな仕事を選ぶかとか。自分が(そのときどきに手が届く範囲で)幸せを感じるのはどんなことか、とか。

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ホットケーキの写真

ホットケーキミックスが1袋余っていたので、今日のおやつに。
休校で長らく家にいる母子にニーズがあるのか、ホットケーキミックスやバターはこのあたりのスーパーでは品薄のよう。なので、貴重な食べ物かも。